近年、風水害や地震など、自然災害のリスクは年々高まっています。
特に東京都においては、気候変動による豪雨災害の激甚化、
さらには首都直下地震の切迫性といった複合的なリスクに直面しています。
この現実を前に、東京都は自然災害から都民の命と暮らしを守るため、
「TOKYO強靭化プロジェクト」を全力で推進しています。
このプロジェクトでは、単なるハードインフラの整備にとどまらず、
ソフト対策も含めた総合的な防災都市づくりを目指しています。
具体的には、局地的な豪雨に対応できるインフラの整備を進めています。
1時間50mmの降雨に耐える護岸・排水設備の拡充に加え、
さらに1時間65mmを超える大雨にも対応可能な調節池の整備を強化。
これにより、水害リスクの大幅な低減を図っています。
また、災害時の避難所となる施設についても、避難環境の改善に力を入れています。
発災時に使用できるトイレの確保、避難スペースの安全性向上など、
区市町村への支援を拡充し、補助率1/2で支援する体制を整えました。
都議会自民党としても、自然災害は「起こるかもしれないもの」ではなく、
「いつ起きてもおかしくない現実」と捉え、
未然防止と被害最小化を見据えた防災施策を重視してきました。
災害は一度起きれば、多くの命と生活基盤を奪う深刻な被害をもたらします。
だからこそ、いま備えるべきだと考えています。
これからも都政の現場から、科学的な知見に基づき、
実効性ある防災対策を着実に積み重ね、
都民の皆さまが安心して暮らせる東京を守ってまいります。
