東久留米市・富田りょうま市長と対談!地域と東京都の未来を語る

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東久留米市・富田りょうま市長と対談!地域と東京都の未来を語る

先日、東久留米市の富田りょうま市長と対談の機会をいただき、同市が直面している課題や、今後の発展に向けた東京都との連携について意見交換を行いました。

東久留米市の3つの柱──「公共施設マネジメント」「DX」「子どもたちへの投資」

富田市長からまず語られたのは、市の重点施策として進めている3本の柱。老朽化した公共施設の複合化・集約化をはじめ、ガブテックを活用した行政DXの推進、そして子どもたちの未来への投資です。これらの事業は、いずれも市単独では限界があり、東京都との密な連携が不可欠です。

私からも、例えば公園整備においてネット設備の導入支援や、多目的に使える「遊べる」公共空間の拡充については、東京都の補助制度を積極的に活用して応援できるよう努めてまいります。

格差の是正──“1/2補助”の限界と、多摩地域への新たな視点

特に印象的だったのは、「制度は公平でも、結果は不公平になってしまう」ことへの問題意識です。23区と多摩地域とでは、財政状況に大きな開きがあります。例えば東久留米市の経常収支比率は94%(R5)と高く、財政の柔軟性が極めて限られている状態です。従来の“1/2補助”という一律の仕組みでは、実行すら難しい自治体も出てきます。

今回、学校給食無償化における補助制度で「7/8補助」という画期的な仕組みが導入され、多摩地域の全自治体での無償化が実現しました。今後もこのような、実情に合わせた支援のあり方を都政から積極的に発信し、是正を進めていく必要があります。

若い世代に選ばれるまちへ──手塚治虫と“ワクワクする街づくり”

富田市長からは、「住みたい」「訪れたい」と思ってもらえる東久留米の街づくりに向けたアイデアも次々と飛び出しました。手塚治虫先生ゆかりの地であることを生かし、マンホールカードや駅前の銅像といった観光資源を活用したまちの魅力発信。これは、市民の誇りとなるだけでなく、若い世代に向けた“選ばれる理由”にもなります。

私は都政の立場から、こうした創造的な取り組みを支えるための制度づくりや情報発信に力を入れていきたいと考えています。


東京都議会議員 渋谷のぶゆきより

多摩地域、とりわけ東久留米市のように市民の声を大切にしながら、未来へ向けて歩む自治体の取り組みを、私は心から応援しています。市長と力を合わせ、「地域の声が届く都政」を、これからも進めてまいります。

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